- A-bookとB-bookの違い
- おすすめはA-book⁉
- B-bookが危険な理由
X(旧Twitter)やYoutubeといったSNSでもFXの関する情報が多く流れてくるようになりましたね。日本国内の政策でも新NISAを推奨する動きがあったり、日経平均が史上最高値を更新したりと投資ブームがより一層多いくなるような動きになってます。ポジティブな内容がある反面、Xで話題になっている出金拒否や海外FX会社自体が飛んだという話を見る機会が多くなり気になったのでFX会社がどのように成り立っているのか調べてみました。
色々調べていくと、、
ノミ行為といったワードがヒットしてきます。
どうやらFX会社には大きく二種類タイプみたいなのがあるので、調べた結果を記事にしたいと思います。
そもそもFXを理解してますか?
FX(Foreign Exchange)とは、外国為替取引の略称で、異なる通貨同士の交換を目的とした金融取引のことです。FX市場は世界中で24時間営業しており、日本時間の月曜日午前7時から金曜日午前6時まで、ほぼ途切れることなく取引が行われています。
トレーダーのみなさんに、世界中の様々な商品に投資ができる環境を整えてあげるので、手数料をくださいねー!というのが、簡単な答えです。ただ、そこには大きな違いがあり、将来的に安全に運用できるのかにも直結する部分になります。
FX会社がどのように我々トレーダーから手数料を得ているかみなさんは理解しておりますか?まず大きく分けて国内と海外で仕組みが違います。
FX会社の利益の仕組みについて
- スプレッド収入
- 手数料
- スワップポイント
- ヘッジ収入
- 追加サービスの収益
他にもさまざまなサービスがありますが、基本的にはこの5つになっています。今回の記事ではあまり深堀せずに進んでいきたいと思います。A-book B-bookの業者に関しては、日本国内のFX会社も海外FX会社(ブローカー)も基本的には一緒です。海外FX会社も日本国内FX会社も収益モデルとしては一緒ということになります!
A-bookとB-bookの違い
様々なSNSでいろんな情報がある中で、A-bookとB-bookはどちらがいいのか?という話を聞きますが、ここで決着つけたいと思います。当ブログを運営している私は完全にA-bookでトレードをしておりますが、状況ややりたいことによって使い分けることもあるので自分の状況に合わせてみてください。
A-book(エーブック)について
A-bookは、「直接流動性プロバイダーに取引注文を送り、市場でマッチングさせる」方式です。つまり、ブローカーは顧客の注文をそのまま市場に送り、純粋な手数料やスプレッド収入を得ます。
- 顧客の注文は直接的にインターバンクへ流れて処理されます
- FX会社は顧客の注文をインターバンクへ流すだけの仲介
- そのかわり、FX会社は仲介料として取引手数料やスプレッドを徴収している
調べた結果、A-bookの業者(FX会社)の収益モデルは、取引手数料とスプレッドを徴収する形なのでスプレッドがやや広くなります。A-bookの中でもインターバンクへの注文の仕方で方式が有名なもので2つあります。
【NDD方式】
- 顧客の注文を直接的にインターバンクへ流す
- 必然的にスプレッドが広くなる
- 多くのFX会社はNDD方式を採用している
【ECN方式】
- NDD方式の中の一つ
- 顧客の注文がインターバンクへ電子的に流れる
- スプレッドが狭い代わりに取引手数料が発生する
A-bookの場合、トレーダーの注文にFX業者が介入しないため、「トレーダーの利益=FX業者の損失」にはなりません。よって企業経営の透明性が上がり出金拒否や口座凍結といったことが起きにくい仕組みになってます。
A-bookFX業者の利益は、取引手数料・スプレッドです。顧客にはたくさん取引してもらいたいのでA-book業者の狙いになります。
B-book(ビーブック)について
B-bookは、「ブローカー自身が顧客の取引相手方となり、取引リスクを負う」方式です。ブローカーは顧客の注文を自己で保有し、マッチングさせず、顧客の損失がブローカーの利益になります。
- 顧客の注文はインターバンクへ流れずにFX業者内で処理されます【通称呑み行為】
- 顧客の注文の流れ方は、FX業者次第で様々なパターンが存在します
- FX業者は顧客と反対の売買を行うことによって決済します
調べた結果、B-bookでは基本的にFX業者が介入します。顧客の注文の通し方などは、社内にいるディーラーの判断によってさまざまなようです。B-book業者はDD方式を採用していることが多いです。
DD方式について
- 顧客の注文にFX業者が介入して取引する方式です
- 注文の通し方をFX業者内にいるトレーダーが判断します
- スプレッドが狭く取引手数料が発生しないことが多いです
B-bookでは、顧客とFX業者は反対の売買をします(顧客が買い注文したらFX業者は売り決済する)。
結果「顧客の利益=FX業者の損失」「顧客の損失=FX業者の利益」となるのです。
B-bookの場合、顧客とFX業者の利益は相反関係にあります。この点においてはA-bookと大きく違うポイントといえます。
A-bookとB-bookのメリット・デメリット
海外FX会社で口座開設をして、取引をしようとしている会社がA-bookを採用しているのか、それともB-bookを採用しているのかは知っていた方がどれくらいの資金を運用するのか、ご自身の運用方法によっては影響が大きくなるのでしっかり調べておく必要があります。
一般的にはA-bookとB-bookのメリット・デメリットは逆になるこが多いです。
自分の資金状況や運用スタイルによってどちらの業者を使用するのか計算しておかないと思うようなトレードができない大きな原因になります。
簡単にA-bookとB-bookのメリット・デメリットについて比較して照らし合わせてみましょう!
A-bookのメリット
A-bookの大きな利点としては、非常に透明性の高い取引ができることです。利益相反しないため、B-bookでよくあるFX業者による不正や操作を気にせずにトレードに集中できます。
中にはA-bookと謳いながらB-bookとして運営している海外FX会社は数知れません。B-bookが悪いというわけではありませんが、多き資金を入金して運用したり、トレード成績が良かったりするとFX業者としては嫌がらせのような行為をしてきてもおかしくない利益構造があるため懸念されている部分でもあります。
A-bookのデメリット
取引の透明性が高いA−bookですが、スリッページとコストが必然的に大きくなります。ここは手法によっては少なからずデメリットとなります。
世界の大きな指標発表時に為替市場に注文が殺到すると、市場が激しく反応します。動きが激しい時には自分が指定した価格で決済することができないことがあります。インターバンクへ売買仲介をするためA−bookのFX業者では注文殺到時にスリッページが発生し、希望価格とは乖離した価格で決済することになる可能性があります。
また、A−bookを採用しているFX業者の収益の源は売りポジションと買いポジションの価格差であるスプレッドです。
A−book採用のFX会社はスプレッド以外に収益源を求めることができないので、どうしてもB−book採用のFX業者よりもスプレッドが広くなる傾向があります。
取引コストが大きいため、数秒から数分で売買を繰り返すスキャルピングなどの短期間で利益を出すトレードスタイルは不向きでしょう。
- 出金拒否や口座停止などの余計な心配をしたくない方
- 透明性の高い環境で取引をしたい方
- SNSなどで、成績を公開したい方
B-bookのメリット
B-bookを採用しているFX会社は約定力が高く、比較的にどのタイミングで注文しても注文が通ります。(場合によってはスプレッドが広がったりします)主な理由としては、FX会社がインターバンクへ注文を流す必要がないためです。また、取引コストが低い傾向にあります。B-bookを採用しているFX業者は顧客の売買手数料を収入源としていないため、スプレッドを低くして相場環境を皆さんに提供しております。
中にはUSD/JPY(ドル/円)`のスプレッドが0.1銭というものすごく低いスプレッドで取引できるというFX業者もあります。
B-bookのデメリット
約定力がA-bookと比べると非常に高いというメリットがありますが、透明性という意味では非常に低いです。B-bookを採用しているFX業者は単純に顧客(トレーダー)と利益相反しているため、大型の出金依頼などに対応しないという話も多くあります。カモになるお客様だけと相手しているということになります。儲かっているトレーダーには、さまざまな方法を利用して取引に某以外を加えてくるというのも有名な話です。
- 小資金で高レバレッジで取引したい!
- 初回入金ボーナスなどを利用してお得に取引したい
- スキャルピングなど短い取引をたくさん行いたい
まとめ
FX業者の中にも収益モデルがr違うことによってダイレクトに投資家へ影響することが多くあります。自分のトレードスタイルや環境に応じて選択していくことが好ましいと思います。当方は、最近はやっているFX業者とIBアフィリエイターが手を組んで詐欺をするような話が怖いためA-bookの業者で且つ、高レバレッジが利用できるJadeFOREXを利用しております。完全A-bookで運営している珍しい会社で、利用しているcTraderの改ざん不可能なプラットフォームということで、安心して利用してます。